GERUGA


GERUGA JOUNAL

*「旧式の力織機で織られたデニムをセルビッチデニムと呼び、
両端の生地のほつれを止めるものを、耳と呼んでいる。」


GERUGA立ち上げ当初からリリースしている、
GERUGAのデニムジャンパー。
デザインやディティールを変化させながら、
その時のデザインを打ち出し今に続いています。

いわゆる一般的なGジャンは、
(GERUGAではデニムジャンパーと呼ぶ)
生地巾の狭いセルビッチデニムやW巾のデニムを使用した場合、
生地の裁断の取り都合を考えて、横地で裁断したものを多く目にします。
その為に、前肩ヨークの前端は、
二つ折りやロックで仕立てられているものを目にすることになります。

ところがGERUGAのデニムジャンパーのほとんどは、
前後の肩ヨークの地の目を縦地で裁ち、
前肩ヨークの前端にも「耳」を使用しています。
その理由としては、
GERUGAの製品は、ほとんどの製品をワンウォッシュしていて、
洗った時点で完成するシルエットを目指しているからです。

洗いをかけてシルエットが大きく崩れることは、
GERUGAの本意ではないので、
縦と横の縮率が違うセルビッチデニムを選んだ場合は、
前後のヨークは縦地で裁断し、
目指すシルエットを優先するようにしているのです。

それ故、GERUGAのデニムジャンパーは、
ヨークの前端にも裾から「耳」が続く、
デニムジャンパーを目にしていることになります。


突飛なデザインが難しいメンズ衣料の世界、
裏側の仕立てに目がいくのも男心をくすぐる自然な流れです。
たとえ、セルビッチデニムの「耳」使いであっても、
普段目にしない「耳」使いには、ハッとさせられます。
大きくシルエットが崩れないのであれば、
新しい「耳」使いにも挑戦したいですね。

8年前からリリースを続けているGERUGAの定番デニム。
少しずつ素材やディティールが変化して今に繋がっています。


縫製工場はGERUGA立ち上げから、一貫して児島にある工場さんで縫ってもらっています。
このデニムパンツやデニムジャンパーをよく見てもらうと、
糸の番手(太さ)や運針(糸の見える長さ)を細かく指示していて、
実は縫製工場さんの努力のもとに成り立っている証が分かります。


糸の番手(太さ)をを多く指示すれば、それだけのミシンが必要で、
運針(糸の見える長さ)をそれぞれ指示すれば、それだけのミシンのセッティングが必要なのです。


さらにミシンを踏んだことがある人は分かると思うんだけど、
運針を細かくするということは、それだけ縫うスピードが遅くなるのです。
効率重視の工場さんからしたら、単価と作業時間の戦いになってきます。


いろいろ工場さんに無理を言って、縫って頂いて成り立っているGERUGAのデニム。
(他のアイテムもだけど)
本当に感謝です。
 
アパレルの大御所からしたら、まだまだ「ひよっこ」な年数だけど、
多少はGERUGAの歴史もできてきたから、アイテムについて語ってみようかと思い、
「Column」のカテゴリーを作りました。(更新はゆっくりと)