GERUGA


GERUGA JOUNAL

Title ▸ ゲルガコラム Vol.2「ヨーク地の目とセルビッチデニムの耳使い」

*「旧式の力織機で織られたデニムをセルビッチデニムと呼び、
両端の生地のほつれを止めるものを、耳と呼んでいる。」


GERUGA立ち上げ当初からリリースしている、
GERUGAのデニムジャンパー。
デザインやディティールを変化させながら、
その時のデザインを打ち出し今に続いています。

いわゆる一般的なGジャンは、
(GERUGAではデニムジャンパーと呼ぶ)
生地巾の狭いセルビッチデニムやW巾のデニムを使用した場合、
生地の裁断の取り都合を考えて、横地で裁断したものを多く目にします。
その為に、前肩ヨークの前端は、
二つ折りやロックで仕立てられているものを目にすることになります。

ところがGERUGAのデニムジャンパーのほとんどは、
前後の肩ヨークの地の目を縦地で裁ち、
前肩ヨークの前端にも「耳」を使用しています。
その理由としては、
GERUGAの製品は、ほとんどの製品をワンウォッシュしていて、
洗った時点で完成するシルエットを目指しているからです。

洗いをかけてシルエットが大きく崩れることは、
GERUGAの本意ではないので、
縦と横の縮率が違うセルビッチデニムを選んだ場合は、
前後のヨークは縦地で裁断し、
目指すシルエットを優先するようにしているのです。

それ故、GERUGAのデニムジャンパーは、
ヨークの前端にも裾から「耳」が続く、
デニムジャンパーを目にしていることになります。


突飛なデザインが難しいメンズ衣料の世界、
裏側の仕立てに目がいくのも男心をくすぐる自然な流れです。
たとえ、セルビッチデニムの「耳」使いであっても、
普段目にしない「耳」使いには、ハッとさせられます。
大きくシルエットが崩れないのであれば、
新しい「耳」使いにも挑戦したいですね。